【授業が変わる!Notion活用ガイド】教材管理から学習ログまで一気にデジタル化する方法

授業関連

「プリントのデータが散乱して教材が見つからない」「提出状況を把握するだけで毎日が終わる」

──そんな教室あるあるをわずか数クリックで解決できるのが、オールインワンのワークスペースNotionです。

この記事ではNotion完全初心者を対象に、アカウント作成から授業・学習現場への実装までを徹底解説。

読了後には「よし、まずはページを1枚作ってみよう」と行動に移せる状態をゴールとします。


教材配付・課題把握・評価まで、Notionひとつで“学びのOS”を構築できる

最初にゴールを明確にします。

Notionを導入すれば、教員は教材管理と評価にかかる時間を大幅削減でき、生徒は自分の進捗をリアルタイムに可視化できます。

プリントのデータや複数アプリを行き来する“教材迷子”は今日で卒業。

教育現場でNotionが選ばれる5つのメリット

  1. マルチメディア混在で教材が一元化
    PDF、動画、画像、音声、数式(LaTeX)を同じページにドラッグ&ドロップ。黒板の板書、補足動画、演習プリント、解答を1ページ内でシームレスに閲覧できます。
  2. ブロック操作が直感的
    見出し・チェックリスト・コードブロックなどを/コマンドで即挿入。要素をドラッグして並び替えるだけで、授業中のレイアウト変更もスムーズ。
  3. データベースで課題状況をリアルタイム把握
    提出期限、評価、フィードバック列を持つタスクボードを作成し、カンバンビューで「未提出」「提出済」「再提出」を一目で確認。リマインドも自動化できます。
  4. トグル折り畳みで情報過多を防止
    ヒントや解答をトグルに収納し、生徒が自分のタイミングで展開。自学自習の流れを崩さず深い学びを促進します。
  5. AIアシスタントが要約とドリル作成を自動化
    ページ内容を要約し、クイズや語句リストをワンクリックで生成。反転授業の予習やオンライン補習プリントを数秒で用意できます。

Notion導入ステップ&活用アイデア:今日から始める7アクション

1. 無料アカウントを取得

公式サイトにアクセスし、Googleアカウントかメールアドレスで登録。教育機関のアドレスなら教育向けProプランが無料で開放されるため、ストレージやメンバー数の制限を気にせず運用できます。

2. 科目ごとに“トップページ”を用意

トップページを科目アイコン付きで並べ、学期→単元→授業ページの3階層構造を採用。アイコンやカバー画像で視覚的に区分すると、生徒も迷いません。

3. 教材のドラッグ&ドロップ集約

  • PDFプリント:配布用と教師用(解答入り)を分けて権限設定。
  • 動画:YouTubeや校内サーバーURLを貼るだけでインライン再生。
  • 画像ギャラリー:実験写真や作品写真をカード形式で一覧表示。
  • 音声:リスニング教材をその場で再生可能。

4. 課題データベースを作成

「課題名」「提出締切」「生徒名」「評価」「フィードバック」「再提出フラグ」を列に設定。

カンバンビューに切り替え、ステータス列で進捗を管理すれば提出漏れゼロを実現できます。

5. トグル活用でヒント&解答を収納

演習問題の下に「ヒント」「解答」をトグル形式で設置。

生徒は自力で解いた後にクリックして確認でき、思考停止の丸写しを防ぎます。

6. AIアシスタントで自動ドリル生成

ページ右上のAIメニューから「要点をまとめて」「5問の小テストを作成」と指示。生成されたQ&Aをトグルで折り畳めば、オンライン補習プリントが即完成。

7. 公開リンクで反転授業

ページをWeb公開しURLを共有。

自宅学習で予習し、授業はディスカッションや実践活動に集中。印刷コストと説明時間を大幅に削減できます。

教師向け活用アイデア3選

  1. 行事・校務タスクの一元管理:年行事・分掌業務をタスクデータベースで共有。リマインダー付きで進捗が一目瞭然。
  2. 評価ポートフォリオ:生徒ごとの子ページに作品やレポートをアップロードさせ成長記録を蓄積。期末にPDF出力して保護者面談資料に。
  3. 授業テンプレート化:単元ページをテンプレート登録し、来年度はコピー&ペーストで時短。空いた時間を指導案ブラッシュアップへ。

生徒向け活用アイデア3選

  1. スケジュール&宿題管理:カレンダービューで締切を一覧。自分のタスクボードで「進行中」「完了」をドラッグ移動。
  2. 学習ログ:日次ページで学習時間・理解度・振り返りを書く。データベース化してグラフ表示し、学習習慣を可視化。
  3. 探究学習ノート:資料・ブックマーク・メモを1ページに集約し、引用元リンクを貼ることでレポート作成が楽に。

“1ブロック”から始まる授業改革——まずはNotionで教室をクラウド化しよう

Notion導入のハードルは想像より低く、最初のアクションは「/」と入力してブロックをひとつ置くだけ。
プリント整理に追われていた時間は、生徒の疑問に向き合う対話の時間へ。再提出チェックのストレスは、探究型学習を設計するクリエイティブな時間へ。

今日からNotionを取り入れ、授業と学習を“つなぐプラットフォーム”を構築してみてください。小さなページが、教室全体の学びをアップグレードする大きな一歩になります。


公式サイト:Notion.so

タイトルとURLをコピーしました