NotebookLMで授業準備と探究学習を加速! 教員・児童生徒がすぐに使える完全ガイド

授業関連

「授業準備に追われて毎日ヘトヘト」「教育委員会や文科省から送られてくる資料が多すぎて頭がパンクしそう」――そんな悩みを一気に解決するのが Google の AI リサーチアシスタント NotebookLM です。

2025 年春の大型アップデートで日本語対応・音声要約・モバイルアプリまでそろい、教員も児童・生徒も “情報整理 × 探究学習” を劇的に効率化できるようになりました。

さらに NotebookLM は「自分で選んだ資料の中からのみ情報を取得する」ことができるため、誤情報をつかむリスクが大幅に減少 します。

NotebookLM は「教材作成・探究・振り返り」を同時に加速させる最強ツール

NotebookLM を使えば、膨大な教材・資料・Web 情報を AI が瞬時に整理し、要約や Q&A、音声解説まで生成してくれます。

使い方

  1. NotebookLM にログイン

    • Google アカウントで NotebookLM にアクセスし、「+新規作成」ボタンから新しいノートブックを作成。

  2. 資料をアップロード
    • 学習指導要領の PDF や教材に関する資料の Google ドキュメント など、複数の文書や動画リンクを取り込む。

    • 画面左側の「+ソースを追加」をクリックすると、複数の資料を一度にアップロード可能。

    • 「検索」を使えばネット上から資料をアップロードすることも可能
      ※ただし、信用できる資料かどうかの確認は必要
  3. チャット欄に質問を入力

    • 例:「今回の学習指導要領のポイントを要約して」「この章で教師が気をつけるべきことを示して」など、具体的に指示。※アップロードした資料の中からのみ、情報をまとめてくれる。

  4. 回答をチェック・メモ保存

    • NotebookLM が回答してくれた文中の数字をクリックすると、元の資料のどの部分を参照したかが可視化される。

    • 残しておきたい回答は「メモ保存」を押しておくと、いつでも読み返すことができる。

理由 ― なぜ NotebookLM が学校現場と相性抜群なのか

  • 信頼できる“引用付き回答” & 誤情報の低減
    NotebookLM はアップロードした PDF や Google ドキュメントなど ユーザーが指定したソースのみを参照 するため、「どこから引っ張ってきたのか分からない情報」が紛れ込む心配が少ない。生成される回答には必ず 出典リンク が付き、裏取りも簡単です。
  • 50 本までのマルチソース統合
    PDF/Google ドキュメント/動画スクリプトなどを一冊のノートに放り込めるので、単元ごとの教材一元管理が可能。
  • AI 司会型「ポッドキャスト要約」
    長文資料を AI パーソナリティが掛け合いで解説。リスニング教材にも転用でき、iOS・Android アプリはオフライン再生対応。
  • Google Workspace と統合
    2025 年 2 月以降、教育機関向け Google Workspace for Education に標準搭載(一部エディションを除く)。管理者は OU ごとに利用可否を制御可能。
  • 生成フォーマットが多彩
    FAQ、タイムライン、表などへワンクリック変換。児童生徒の「まとめノート」作成や掲示資料のデザインも高速化。

具体例 ― 教員・児童生徒別の活用シナリオ

教員編

シーン 従来の課題 NotebookLM 活用法
単元計画 指導書・学習指導要領・参考資料の突き合わせ処理が煩雑 3 つの資料をノートにアップ → 「学習目標だけ抽出してリスト化」
授業準備 長い論文や報告書を読む時間が不足 PDF を追加 → 「5 分で説明できる要点スライドを作って」
Formative Assessment 児童の振り返りコメントがバラバラ 児童の Google ドキュメントを 50 本投入 → 「誤概念をテーマ別に分類」
研修共有 校内研修で AI 活用を紹介したい ノートを “共有リンク” で公開 → デモ授業を実演

児童生徒編

  1. 探究学習(総合的な学習の時間)
    興味テーマの Web 記事と PDF 白書を集約 → NotebookLM に「2 分で読める要約」を作らせプレゼン準備完了。
  2. 英語リスニング強化
    英語論文をノート化 → AI ポッドキャスト要約を英語音声で再生 → 聞き取れない単語を Q&A で即確認。
  3. 振り返りジャーナル
    1週間分のメモを連結 → 「今週の学び TOP3 と次週の課題」を自動抽出。
  4. 共通テスト現代文対策
    過去問本文をノートに追加 → 「段落ごとの論旨を 100 字以内で要約」→ 論理構造を可視化。

まとめ ― NotebookLM は“時短”と“深い学び”を同時に実現する教育界の必携ツール

教員は授業準備・評価の労力を大幅に削減でき、児童生徒は主体的かつ効率的に情報を扱う力を養えます。

さらに、自分が選んだ資料だけを AI が参照するため、誤情報やファクトチェックの負担が激減 する点も大きな魅力です。

Google Workspace との統合で導入障壁も低く、今すぐ試さない理由はありません

まずは無料版で 1 冊ノートを作り、PDF 教材をドラッグ&ドロップするだけでそのポテンシャルを体験してみてください。

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